ビールの歴史(19世紀)

細菌学者パスツールはそれまで主流だった生物の自然発生説を否定し、生物は生物から発生することを実験によって証明した。
その理論の延長から、葡萄酒の再発酵を防止するために、低温殺菌法を発明した。
この方法はビールにも応用され、長時間変質しないで貯蔵することが可能となった。

前後してデンマークのクリスチャン・ハンセンが酵母の繁殖に成功。

ミュンヘン地方の醸造家たちが考案したのは、気温の低い冬の時期にビールを作り、山の中に氷室を作ってそこにビール樽を貯蔵しておくという方法。
従来のエールとの一番の違いは、この熟成させる温度。
こうして低い温度の中で熟成してできたビールは、とてもマイルドな味わいだったため、以後冬に仕込んで貯蔵する貯蔵ビールが定着しする。
「ラガー」とは貯蔵を意味している。
バイエルンでは3月仕込みのビールを「メルツェンビール(3月ビール)」という。

酵母の研究も進み、貯蔵タンクの中で上にたまる酵母と下へ沈む酵母があることも発見される。
従来のエールで用いられるのは酵母が樽の上の方にたまる上面発酵だったが、ラガービールでは酵母は下へ沈降したため、下面発酵と呼ばれるようになった。

1842年にピルゼン市民醸造所で出来上がったビールは予想に反して、明るい黄金色、白くきめ細かい泡が立つすっきりとした喉ごしのビールになっていた。
これがピルゼンビール(ピルスナー)の誕生となる。
この飲み口と色はビールを飲む容器にもこだわりをもたらす。
ちょうど1845年に英国でガラスの税金が撤廃され、大量生産による安いガラス容器が出回ったことも重なって、人々は透明なグラスでピルゼンビールのような淡色のビールを楽しむようになった。

さらに1873年に、ドイツ人のリンデによるアンモニア冷凍機の発明により、ラガービールがその地位を確固たるものにする。
冷蔵技術の進歩によって、冷やして味わうビールの文化も根付いた。

 

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